日蓮仏教の勉強 幸せに生きる為の方法を学ぶ

法華経を中心に仏教の勉強をしています















法華経までの仏教の流れについて復習

 

仏教はお釈迦様、釈尊が解いたもので、紀元前5世紀から4世紀頃と言われているそうです。

その時の仏教を原始仏教、または初期仏教と呼んでいるようです。

 

そこから、釈尊が亡くなり、仏教は20ほどの部派へ分裂していき、部派仏教の時代へ突入していきます。

 

その中で、資金も豊富で権威主義的な「説一切有部」と呼ばれる団体が力を持つようになっていきました。

この人々は、菩薩という概念を開発します。

菩薩というのは、ブッダになる前の釈尊のことです。

 

この節一切有部は小乗仏教とのちに批判されることになります。

 

その後、悟りを求める人は全てが菩薩になれるとした大乗仏教が起こりました。

 

 

この辺りから、小乗仏教を批判する大乗仏教の経典、「般若経」「維摩経」が生まれました。

 

この後に、大乗仏教小乗仏教も全てを救うとして編纂されたのが法華経となります。

 

釈尊がなくなってから変わっていった大きな変化

 

・修行の困難さを強調

本来の仏教は、今の人生の中で悟りを開けるとされていたのが、

何度も生まれ変わって修行してようやく悟りが開けるという教えに変わっていった

 

釈尊の超人化

お釈迦様を崇めなさい

崇め奉れば人々は救われるでしょうというように釈尊を神格化していった

 

・悟りを得られる人の範囲を限定

ブッダになれるのは釈尊だけ

菩薩になれるのは釈尊だけ

現在出家してる人々は、ブッダより少し下の地位、阿羅漢まではなれるが、

それ以上にはなれないとしていた

 

釈尊の教えはもともと平等思想だったが、それが権威主義に変わっていく

 

差別思想になっていくわけです

 

また、本来は女性の出家者もいたはずだったのが、男性の出家者しか

 

いなくなっていったのも特徴の一つとなります。

 

この権威主義の考えだった小乗仏教の考え方がおかしいのではないかという

 

ことで大乗仏教が発生

 

菩薩を全ての人に解放し、修行すれば誰もが菩薩になれると説いた

 

ただし、大乗仏教はここで例外を設けました。

 

声聞(しょうもん)

師について教えを聞いて学んでる人々

 

独覚(どっかく)

師につかずに単独で悟りを目指していた出家者のこと

 

この二つを二乗と呼びました。

 

これらは小乗仏教の出家者を意味していました。

 

小乗仏教は、小さな乗り物、つまり自分のことしか考えておらず、

 

さらに民衆を見下していたため批判されていました。

 

そんな小乗仏教大乗仏教は批判し、差別をしていたため、結局小乗仏教

 

大乗仏教も多かれ少なかれ差別をしているという意味ではどっちもどっちでした。

 

そんな大乗も小乗も全てを救うとして編纂されたのが法華経ということになります。

 

 

スポンサーリンク