ダンマパダ 法句経 まことの人の章

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（修行の）道のりを終え

憂いを離れ、自由自在で

あらゆるしがらみをなくした人に

悩みはない

心ある人は励みつとめ

世俗に住まうことを楽しまず

白鳥が湖を後にするように

彼は住まいを捨て去る

蓄財なく

食事は慎ましやかで

（情欲）なく、（その）兆しもない、解放された人

彼の歩みは、空飛ぶ鳥の後のように

うかがい知り難い

汚れをぬぐい去り

食べ物を貪らず

（情欲）なく（その）兆しもない、解放された人

彼の歩みは、空飛ぶ鳥の跡のように

うかがい知り難い

馬をよく慣らした御者のように

感覚器官のはたらきを静め

奢りを捨て、汚れをなくした人

神々でさえも彼を羨む

大地のように動ぜず

固く閉ざされた門のように慎み深く

汚れた泥のない湖のように清い人

彼は、もはや生死の道のり（輪廻）にさまよわない

正しい叡智によって解放された

安らかな人

彼は、心静かにして

言葉も、行いも静かである

情欲を離れ、安らかさを知り

しがらみを断ち、（善悪を）超え

欲望を捨て去った人

彼こそ実に最上の人である

村にせよ、森にせよ

低地にせよ、平地にせよ

聖者の住むところ

そこは楽しい

歓楽を追い求めず

執着なき人は

世の普通の人には楽しめない

森を楽しむ

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