他人を自分の励みとする
愚かな人は、自分と他人を比較して悔しがります
賢者は、自分と他人を比較して励みにします。
人は、「他人」を気にする生き物です。
あの人と自分と、どちらが美しいのか
ライバルと自分と、どちらが評価されているのか
あの人と自分と、どちらがより幸せか
そのように他人と自分を比べずにはいられないのです
それが「人間の性」ですから、無理に比べるのをやめろとは言いません
重要なのは、「自分の方が負けている」と感じたときに、
どうするかです。
例えば、同期の同僚が自分より先に昇進したとき
愚かな人は、「先を越された、悔しい!自分はもうダメだ」
と、大騒ぎして、心を波立てます。
一方、賢い人は、波立った感情が、自分の利益にならないことを
知っているので、心の平安を保つように心がけます。
では、どのように平静を保つのかというと、ライバルを祝福し、
先を越された悔しさを「もっと頑張ろう」という
エネルギーに変えるのです。
どんなに悔しくて怒りたくなることがあっても、そのネガティブな感情
のまま行動すれば、決して幸せな結果は招きません。
他人と比べてしまう自分を、むやみに攻める必要もありません。
ただ、比べた後の感情に、責任を持つことが重要なのです
いつでも心を前向きに、そしてフラットな状態にしていられるのが、
賢者の証です。