日蓮仏教の勉強 幸せに生きる為の方法を学ぶ

法華経を中心に仏教の勉強をしています















賢者の噂は、自然に広がっていく





 

花の香りは、吹く風の向きに逆らって流れてはいきません

 

しかし、賢者の香りは、風に逆らってでも広まっていきます

 

全方向に

 

 

 

優れたものの評判は、自ら

 

「この商品はすごい」

 

「私は素晴らしい」

 

などと宣伝して回らなくても、自然に広まっていくものです

 

あるレストランは、何の宣伝もしていませんし、看板も出していません

 

それでも、口コミで、美味しいと言う評判が広まり、店内はいつも満員です

 

「人の噂」とは、そう言うものなのです

 

たとえ、他の人に成果を横取りされ、嘘の悪評を流されようとも、

 

真に力のある人、誠実な人の評判は、必ず広まります。

 

もし周りから高い評価を得たいのなら、自慢話をして回るよりも、

 

実力を高めるための勉強に時間を費やすのが一番です

 

今やるべきことをコツコツこなして、実力を蓄え

 

確実に成果を出していけば、「いい噂」は

 

自然と自分の後についてくるようになります

 

実力もないのに、身の丈に合わない大げさな自慢話をしていたら

 

そのうち

 

「あの人は口先だけだ」

 

と、悪い噂が立ちかねません

 

周りによくみられることに執着すればするほど、現世は理想と

 

かけ離れていきます

 

賢者は、愚者が自慢話をする間に、目の前の一歩を、

 

確実に踏み出しています。

 

賢者の噂は、自然に広がっていく



欠点を指摘してくれる人を、大切にする





 

賢い人は

 

自分の欠点を、しっかり指摘してくれる

 

聡明な人を歓迎します

 

その人は

 

隠れた才能を引き出してくれるのですから

 

 

「その提案は、ここを見落としている」

 

「あなたのスキルは、ここが今ひとつだ」

 

と、欠点を率直に指摘してくれる親しい人を

 

あなたはどう扱いますか?

 

愚かな人は、腹を立てて、その人を遠くへ追い払います

 

賢者は、「良い点に気づかせてもらった、これからもずっと

 

そばにいて、適切なアドバイスをしてもらえないか」

 

と、その人を大切にします

 

なぜ、相手は厳しいことを言うのか

 

相手の身になって考えてみましょう

 

それは、傷つけてやろうとか、バカにしてやろうと言う

 

意地悪な気持ちからではない場合がほとんどです

 

「このままでは、あの人は成長しない、ここでもう一踏ん張りすれば

 

もっと素晴らしい結果が得られるはずだ」

 

と、その人の成功を親身に考えてくれているからです

 

期待していな人には、わざわざ欠点を挙げ連ねて

 

人間関係をギクシャクさせるリスクは冒さないもの

 

厳しく言うのは、それだけ相手を思う気持ちが大きいのです

 

親が子供に口うるさい理由も、わかるでしょう

 

本当に賢い人は、そのあたりの相手の心情を理解できるので、

 

納得できない場合でも、

 

「指摘してくれてありがとう」

 

と素直に頭を下げられるのです。

 

心中で感謝するだけでもいいのです

 

何か、見えてくることがあるはずです

 

 

欠点を指摘してくれる人を、大切にする



人の「いいところ」を真似する





 

ミツバチは、花を傷つけることなく、蜜をとって行きます

 

賢者もまた、相手を傷つけることなく

 

相手の長所を自分のものとします

 

 

 

どんな人にも、必ず「いいところ」があります

 

賢者は、他人の「いいところ」だけを上手に吸収し

 

自分の成長に役立てます

 

例えば、素晴らしいアイデアを出せるようになりたいと思ったら、

 

凄いアイディアマンを見つけて、その人がどんな本を読み、

 

どんな映画や音楽に興味を持ち、どんな人と付き合っているのか

 

じっくり観察します

 

さらに、そのアイデアマンに自分から積極的に質問して

 

いいアイディアを出す方法を教えてもらい、それを学び取ります

 

ただし、相手を騙してノウハウを盗んだり、裏切って相手の

 

人脈を自分のものにしたりするようなことは絶対にしません

 

相手を出しぬき、相手の居場所を奪うようなことをすれば、

 

その因果は、必ず自分自身に跳ね返ってくるからです

 

もし、ミツバチが、蜜さえ取れればいいとばかりに花を傷つけ

 

枯れさせたなら、2度と蜜は取れなくなるでしょう

 

花を傷つけたら、損をするのは自分なのです

 

また、ミツバチは、花の受粉も手伝います

 

それが翌年また花を咲かせるという自然界の循環を生んでいます

 

得た分を、相手に与えて初めて、物事はうまく回るようにできています

 

相手を傷つけず、相手に利益を与えつつ、相手の「いいところ」を学び取って

 

いきたいものです

 

 

人のいいところを真似する



「良い言葉」だけを聞く





 

花摘みの上手な人は、美しい花だけを摘んでいくものです

 

賢い人は、「良い言葉」のみを自分のものとします

 

「悪い言葉」を拾い集める必要はありません

 

 

 

愚痴、悪口、ネガティブな話題が聞こえても、同調してはいけません

 

「悪い言葉」に同調してしまえば、その人と同様に、

 

働くことが億劫になったり、将来への不安が湧いてきたりするものです。

 

「感謝を知らない気の毒な人だ」と遠巻きにしていれば、

 

悪影響を受けずにすみます

 

逆に、前向きでポジティブな「良い言葉」は

 

「そうですね、私もそう思います」と積極的に同調して受け入れましょう

 

あなたの気持ちもポジティブに保てるようになるからです

 

日々、テレビや新聞、雑誌から洪水のように押し寄せる不安を煽る

 

「悪い言葉」をすべてシャットアウトするのは、無理でしょう

 

でも、だからと言って嘆き、諦めることはありません

 

そんな玉石混交の現世でも、最高の人生を送る知恵をブッダは教えてくれます

 

花摘みの上手な人が、見頃の花、色あせた花、これから咲く花を

 

見分けて、一番美しい花だけを摘むように、「良い言葉」だけを

 

聞くように心がけることが大切だと

 

ブッダは語ります。

 

幸せを喜ぶ言葉、感謝の言葉、明るい未来を信じる言葉を摘みましょう

 

そして明るい言葉だけを口にして、会話に美しい花を咲かせるのです

 

辛く悲しいことに引っ張られるのが人間の性です

 

だからこそ、明るい言葉に意識を向ける必要があるのです

 

良い言葉だけを聞くことを意識しましょう



この4つを大切にできるだけで、人生は上出来





 

怠けて暮らしてはいけません

悪い考えを抱いてはなりません

心配事を増やしてはいけません

愚かな行いに、馴染んではいけません

 

 

 

幸運を招くのも、不幸な人生を歩むのも、

 

この世に生きるあなた次第です。

 

運命は、生まれる前から決定しているわけではありません。

 

日々、あなたが何を考え、何を行うかで決まるのです。

 

つまり、自由自在なのです

 

「私は不運にばかり見舞われる、これからも「いいこと」なんて起こらない」

 

などと思うのなら、まずその「間違った考え」を捨てましょう

 

投げやりになって、幸せになるための努力を怠ければ、

 

心配事をさらに抱えるでしょう

 

そんな余裕のない貧しい考えは、あなたの心から慈悲心を奪い

 

自分の利益しか考えないさらに貧しい心を生むでしょう

 

貧しい心からは、貧しいものしか生まれません

 

あなたは、あなたが思うよりもずっと期待できる人間です

 

まず、そう知るだけで、運命は大きく好転します

 

そして次の4つのことを試してみましょう

 

◉楽観的に物事を見る

 

◉コツコツ努力を続ける

 

◉苦しい時こそ、感謝を心がける

 

◉健康にマイナスになることをしない

 

自分はダメじゃないということに気がつきましょう

 





自分の将来に希望が見出せないのですが・・・・





 

【今現在をよくすることから始めましょう】

 

今の日本は、将来に向かって良くなっていく材料を見つけるのが、

 

なかなか難しい状況にあるかもしれません

 

国全体の未来が暗いということですね。

 

国の将来は、自分一人の力で変えられるものでもありませんから、

 

将来のことを前向きに考えるのは、なかなか難しいのかもしれません。

 

しかし、自分の将来に希望を見出せないというのは、その人の「今」が

 

よくないからではないかと思います。

 

人は将来のことを、今の状況から思い描きます。

 

もし、今がとても良いのであれば、将来もそれほど暗いイメージにはならない

 

と思います。

 

仏教では、過去や未来ではなく、「今現在をどう生きるのか」ということを

 

とても大切にしています。

 

過去はもう過ぎ去ってしまったし、未来はまだやってこない

 

たとえどんなことをしても、どちらも我々には変える事はできません

 

けれど、今この瞬間のことであれば、我々自身で、何をどうするのか

 

決めることができます。

 

変えることができるのは、今この瞬間だけです。

 

なので、良い将来像を描こうとするなら、まずは、今自分のいる現在を

 

良いものにすることから始めるのが簡単で確実です。

 

また、我々は複数のことを同時に考えたり見たりする事はできません

 

もしあなたが将来のことばかり考えてしまっているのだとすれば、

 

今この瞬間のことがほったらかしになっている可能性が高いと思います。

 

妄想で頭をいっぱいにすることは、なんの助けにもなりません。

 

今一度、自分の足元を見つめ直して見る必要があるかと思います。

 

たとえば、山登りは大変ですが、麓で大変そうだと考えていても

 

頂上には近づいて行きません

 

それより、一歩でも歩いた方がいいでしょう

 

頂上にたどり着けば、想像を超える景色を見ることができるでしょう

 

それと同じように、ほんの小さなことからでも、今できることを変えていくことで

 

少しづつ、明るい将来へ進む方法を修正していくことができます

 

今を大切に、丁寧に生きることで、日々の生活がいいものに変わって行きます

 

満たされ、安心できる毎日から将来を考えるとき、きっといまとは全く違ったものが

 

見えてくると思います。

 

【今を生きることで将来が輝く】

 

 

 

 

 

 

 




不安というのはなんで起こるのでしょうか





 

じわじわと広がる淡い痛みのような感覚が、心の奥の方にある

 

はっきりとした理由があれば何か対処もできるけど、思い当たることもないから

 

どうすることもできない

 

できることがないから、いつまでも痛みが消えない

 

もうどうしたらいいのかわからない

 

そもそも、心にはびこる不安とはなんなのでしょうか

 

不安というのは、心の痛みと思うとわかりやすいかもしれません

 

体に痛みがあるように、心にも痛みがあります。

 

痛みなんて感じたくないし、ない方がいいと思う人も多いかもしれません

 

でも、痛みがなくなってしまったらどうなるでしょうか

 

転んで足首を捻っても、痛みを感じることができないとしたらどうでしょう

 

捻挫をすると、足首が痛くてちゃんと立つことができなくなってしまいます

 

でも、痛みがなかったら、怪我をしたこともわからないので、患部を

 

いたわってあげることもできません

 

いつもと同じように歩いた結果、捻挫が悪化してしまうかもしれません

 

怪我が悪化して、立ち上がれなくなって初めてそのことに気がつくなんて

 

かなり怖いですよね

 

心の痛みも同じことです。

 

何か気をつけなくてはいけないことや、注意しなくてはいけないことが

 

ある時、心は痛みという形で我々にメッセージを送ってくれているわけです。

 

ところが、困ったことに、我々は痛みが好きではありません

 

痛みは危険を避けてもらうためのサインなのに、

 

その痛みを見て見ぬ振りをしてしまいがちなわけです。

 

せっかく心が危険を知らせようと頑張っているのに、それに気づかず、

 

無視してしまうことすらあります。

 

すると心はますます焦って、我々に気づいてもらおうと一生懸命大きな

 

声を出そうとします。

 

そうして我々が痛みに気づくまで、不安はどんどん大きくなって行きます。

 

だから理由もなく不安を感じてしまうときには、それが大きくなりすぎる前に

 

ちゃんと耳を傾けて、必要があれば何か行動を起こすことが大切になります。

 

ちゃんと聞いてあげれば心も安心して、それ以上大きな声で我々を

 

呼ぶこともなくなるはずです





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