日蓮仏教の勉強 幸せに生きる為の方法を学ぶ

法華経を中心に仏教の勉強をしています















不安というのはなんで起こるのでしょうか





 

じわじわと広がる淡い痛みのような感覚が、心の奥の方にある

 

はっきりとした理由があれば何か対処もできるけど、思い当たることもないから

 

どうすることもできない

 

できることがないから、いつまでも痛みが消えない

 

もうどうしたらいいのかわからない

 

そもそも、心にはびこる不安とはなんなのでしょうか

 

不安というのは、心の痛みと思うとわかりやすいかもしれません

 

体に痛みがあるように、心にも痛みがあります。

 

痛みなんて感じたくないし、ない方がいいと思う人も多いかもしれません

 

でも、痛みがなくなってしまったらどうなるでしょうか

 

転んで足首を捻っても、痛みを感じることができないとしたらどうでしょう

 

捻挫をすると、足首が痛くてちゃんと立つことができなくなってしまいます

 

でも、痛みがなかったら、怪我をしたこともわからないので、患部を

 

いたわってあげることもできません

 

いつもと同じように歩いた結果、捻挫が悪化してしまうかもしれません

 

怪我が悪化して、立ち上がれなくなって初めてそのことに気がつくなんて

 

かなり怖いですよね

 

心の痛みも同じことです。

 

何か気をつけなくてはいけないことや、注意しなくてはいけないことが

 

ある時、心は痛みという形で我々にメッセージを送ってくれているわけです。

 

ところが、困ったことに、我々は痛みが好きではありません

 

痛みは危険を避けてもらうためのサインなのに、

 

その痛みを見て見ぬ振りをしてしまいがちなわけです。

 

せっかく心が危険を知らせようと頑張っているのに、それに気づかず、

 

無視してしまうことすらあります。

 

すると心はますます焦って、我々に気づいてもらおうと一生懸命大きな

 

声を出そうとします。

 

そうして我々が痛みに気づくまで、不安はどんどん大きくなって行きます。

 

だから理由もなく不安を感じてしまうときには、それが大きくなりすぎる前に

 

ちゃんと耳を傾けて、必要があれば何か行動を起こすことが大切になります。

 

ちゃんと聞いてあげれば心も安心して、それ以上大きな声で我々を

 

呼ぶこともなくなるはずです





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