ダンマパダ 法句経 励みの章

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励みつとめるのは不死の境地であり

怠りなまけるのは死の境地である

励みつとめる人は死ぬことがなく

怠りなまける人は、生きた屍である

この道理をはっきりと知り

励みつとめる賢い人は

努力に喜びを見出し

聖なる境地を楽しむ

彼は常に思索し

堅固な意志を持って、励みつとめ

安らぎ、すなわち

無上の幸せに至る

思慮深く、努力し

行いは清く、気をつけて行動し、

自制し、教えに従って生き、

励みつとめる人は、名声が高まる

思慮ある人は

励みつとめ、自制し、

自らを激流に押し流されない

島（＝よりどころ）とする

愚かで、浅はかな人は

放逸（だらしない生活）に溺れる

聡明な人は、商人が最上の宝を護るように

努力を大切にする

放逸に溺れず

感覚的快楽に親しむな

怠らず、思索する人は

大いなる幸せを得る

賢い人は励みつとめ、怠らず

叡智の高みに至り

自らは憂無くして、憂いある人たちを見下ろす

山上の人が地上の人たちを見下ろすように

怠りなまける人たち、眠っている人たちの中で

独りよく目覚めた賢者は

駿馬（速い馬）が駑馬（遅い馬）の群れを駆け抜けるように

彼らを置き去りにする

マガヴァーは、励みつとめ

神々の中での最高のものとなった

励み努める事は常に褒め称えられ

放逸なる事は常に非難される

励みつとめることを楽しみ

放逸の恐ろしさを知る、努める人は

心の憂いの全てを

燃え盛る火でもって、細大漏らさず焼き尽くす

励み努めることを楽しみ

放逸の恐ろしさを知る、努める人は

堕落することなく

安らぎに向かう

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