2021-05-02 日蓮仏法 十界論 【修羅界】 十界論 【修羅界】 修羅とはもともとは阿修羅といい、 争いを好む神のことです。 仏典には、自分が一番強いと、 おごり高ぶった阿修羅が、 帝釈天に攻められて、 池の蓮の下に逃げたとされています。 修羅界とは、常に他人に勝ろうとする 嫉妬の心を強く持って います。 他人が劣っていると思えば慢心を 持って見下し、他人の方が 優れている場合には卑屈になって 媚びへつらいます。 日蓮仏法では、「てんごくなるは修羅」と 言っています。 てんごくとは、へつらう心、 曲がった心のことで、心に裏表 があります。 見かけは人格者を装っていても 内面は嫉妬と利己心が強く、 人を心から尊敬できない人です。