日蓮仏教の勉強 幸せに生きる為の方法を学ぶ

法華経を中心に仏教の勉強をしています















忘れようとしても、怒りや恨みの感情が繰り返しやって来ます。どうしたらいいでしょうか?





 

【怒りの原因を書き出してみる】

 

感情に流されやすい人間は、その渦に巻き込まれて、

 

自分を見失ってしまいます。

 

怒りは怒りを呼び、ますますエスカレートしていきます。

 

一旦そのサイクルの中に入ってしまうと、怒りの感情が

 

自分の中でいつまでもリフレインして、繰り返されます。

 

そんな状態で、怒りに任せたまま、いろいろなことをしてしまっていいものでしょうか?

 

何かいい結果がもたらされると思いますか?

 

こうなったときは、一旦冷静になって、その渦の外に出たほうがいいですね。

 

イメージとしては、感情の川で溺れている自分を、ひとまず岸に引き上げ、

 

川岸から川の流れを眺める感じです。

 

それが難しければ、深呼吸したり、座禅を組んで気持ちを鎮めるだけでも

 

少しは客観的に自分を見つめられるようになります。

 

あるいは、怒りの原因を紙に書き出して行くのも効果的だと言われています。

 

頭の中を整理するのに、紙に書き出すのは非常に有効な手段だと言われています。

 

自分が何に怒っているのか、その怒りを解くには、相手にどうしてもらえばいいのか、

 

そしてそのためには、相手にどんな言い方をしたらいいのか、

 

冷静に書き出していけば、解決の糸口は見つかると思います。

 

結局、怒りの原因を冷静になって、きちんと分析しない限り、

 

本当の意味で怒りはなくなりません。

 

お酒を飲んだり、遊びまわって、怒りを忘れる方法もありますが、

 

根本的な解決にはならないです。

 

繰り返し、怒りや恨みの感情が湧きてくるのは原因がそのまま

 

残っている何よりの証拠です。

 

人間は考えたり、反省できる生き物ですから、

 

「自分が起こっているのはなんなのか」

 

「自分にもいけないところはないのか」

 

「相手にどうして欲しいのか」

 

きちんと分析してみることが重要になります。

 

例えば、相手に貸したお金が返って来ないとします。

 

貸したお金を返さないなんで、とんでもないやつだと、

 

相手に罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせかけても、

 

お金が帰ってくるわけではありません

 

そこは、淡々と感情を交えずに、どうすべきか考えて、

 

例えば、きちんと法的手段に訴える、第三者を立てて交渉する。

 

自分の言い分が通ればいいわけです。

 

それをせずに感情的になって起こっても、いいことなんてありません。

 

怒りや恨みで感情的になっているときは、相手に対して何もしないほうがいいです。

 

行動に移すのは、少し時間を置いてからにしたほうが安全でしょう。





スポンサーリンク