日蓮仏教の勉強 幸せに生きる為の方法を学ぶ

法華経を中心に仏教の勉強をしています















日蓮仏法  立正安国論

立正安国の立正とは、正法を立てる

 

ということです。

 

汝早く信仰の寸心を改めて速やかに

 

実乗の1善に帰せよ、然(しか)れば

 

則(すなわ)ち、3界は皆仏国なり

 

仏国其れ衰えんや

 

十方は悉(ことごと)く宝土なり

 

宝土何ぞ壊(やぶ)れんや

 

  信仰の寸心を改めて

      ↓

 悪法を信ずる心を改める

 

      実乗

         ↓

 真実の大乗仏教法華経のこと

 

立正

 

多くの宗教は偉大な神や仏を説いて

 

その偉大な力で人々は

 

救われていくと説いている

 

しかしそれは現実の苦しみを諦めさせる

 

教え

 

法華経は仏と衆生は同じ生命を持っており

 

その生命を

 

発揮することで幸福な人生を歩める

 

という教え

 

法華経を根本とすればこの世は仏国となり

 

国土は破壊されることなく平和な社会が

 

訪れると説いている

 

自分の心に法華経の芯を立てる

 

全ての人に仏性(仏になれる可能性)が

 

あるということを

 

信じていける社会、

 

社会を作る上での基本的な考え方になること

 

社会における「立正」人間の尊厳、

 

生命尊厳の思想が

 

社会の基本原理として定着すること

 

安国

 

もともと、護国という言葉があった。

 

護国とは、国を守ると言っても、

 

支配者の繁栄を守ることを

 

指していた。

 

安国の根本は民衆の安穏

 

護国と安国を同じように捉えてしまうと

 

根本的に考え方がずれる

 

ので、ここをしっかり理解しておく

 

必要がある。

 

世皆正に背き人悉く

 

悪に帰す、故に善神は国を捨てて

 

相去り聖人は所を

 

辞して還りたまわず、

 

是れを以って魔来たり鬼来たり

 

災起り難起る

 

 

善神=社会、自然を護る良い働き

 

聖人=社会を正しく導く精神的指導者

 

魔=人の心や秩序を狂わせ、

 

命や功徳を奪う目に見えない働き

 

鬼神=人間の力を超えた破壊的な働き

 

 

 

念仏思想;この世を嫌って去る、

 

あの世の極楽に往く、

 

これが末法の人の救いである、

 

末法で成仏するなんてありえない

 

厭世主義(えんせいしゅぎ)=この世が嫌になる考え方

 

念仏の哀音(あいおん)

 

この世でこの人生で仏と同じように

 

幸せになっていけるんだ

 

という考え方が仏法の核心である

 

にも関わらずこの世はダメなんだ

 

あの世にいかなければ

 

ダメなんだという悲しい声を念仏という

 

教えは広めているんだと言われている

 

このままを放置していると2つの難が

 

起こると予言しました。

 

一つが自国での反逆、もう一つは

 

他国からの侵略

 

どちらも結果的に的中することになります。

 

自国の反逆に関しては、北条時宗

 

兄である北条時輔が反乱を

 

起こしています。

 

他国の侵略に関しては、蒙古襲来、

 

元寇により的中しています。

 

戦争というのは国土そのものを

 

破壊してしまう、取り返しの

 

つかないことになってしまうので、

 

絶対に起こしてはいけないと

 

いうことで叫んで行くわけです。

 

自分の平和を考えるのであれば、

 

まずは周囲の平和を考える

 

ことが重要になる

 

自分1人だけの安心というものはない

 

平和とともに本当の安心というものがある

 

立正安国論はどういう宗教を

 

説いているのかというと、

 

人間の境涯の変革を通して現実を

 

変革していく宗教ということになります。

 

現在の仏教というのは大まかに

 

4つに分かれてるそうです。

 

【現実追従の宗教】

 

現実に埋没して行く宗教

 

当時の国家を無条件に支配者を

 

擁護して社会の変革を考えなかった

 

祈祷仏教 天台宗真言宗など

 

【現実拒否の宗教】

 

現実とは関与せずに出家主義、

 

出家した僧侶だけで宗教をやって

 

行くという宗教

 

自分の覚りを開けばいい内心の覚りを

 

開けばそれでいいという宗教

 

禅宗など

 

【現実逃避の宗教】

 

厭世主義

 

現実拒否と逃避の違い

 

拒否は現実はどうあってもいい、

 

現実に目をつぶってしまう宗教

 

現実逃避はあの世に逃げる考え方

 

【現実変革の宗教】

 

法華経を説く宗教

 

今を生きるこの世の中で、今を幸せに

 

するためには保守でもなく

 

拒否でもなく逃避でもない、

 

変革をして行く考え方をするのが

 

重要だというのがこの考え方となっています。

 

 

 

 

 

スポンサーリンク