日蓮仏法 十界論 【天界】
【天界】
地上の人間の力を超える神々の
住む世界のことです。
仏法では、欲望を満たした時に
感じる喜びの境涯として
位置付けています。
日蓮仏法では「喜ぶは天」と言っています。
欲望といっても様々です。
睡眠欲や食欲などの本能的欲望、
社会で地位や名誉を得たいという
社会的欲望、未知の世界を知ったり、
新たな芸術を想像したい
という精神的欲望などがあります。
それら様々な欲望が満たされ、
喜びに浸っている生命境涯が
天界となります。
しかし、その喜びは永続的なものではなく、
時の経過とともに
薄らぎ消えてしまいます。
そのため、天界というのは真実の
幸福境涯とは言えません。