日蓮仏教の勉強 幸せに生きる為の方法を学ぶ

法華経を中心に仏教の勉強をしています















仏教雑学 【煩悩】

今回のテーマは煩悩(ぼんのう)です。

 

煩悩とは、普段我々が生活の中で使うこと

 

はなくても、まあ聞けば誰もが知ってる

 

言葉の一つではないでしょうか

 

この煩悩というのは、人間を煩わせ、

 

悩ませる心として、108つあると

 

考えられています。

 

除夜の鐘がこの煩悩の数であることは

 

有名ではないでしょうか

 

108個も人間には欲があるのかなあと 

 

不思議に思う人もいるかもしれませんが、

 

実は、「欲」というのは、108個の煩悩の

 

うちの一つです。

 

煩悩の代表的な三つが

 

・欲の心

 

・怒りの心

 

・愚痴の心

 

これらは我々を苦しめる煩悩ということで

 

三毒の煩悩というような言い方もします。

 

我々がなぜ生活して行く上で苦しんだり

 

不安に思ったり頭を悩ませることが

 

色々あるかと思いますが普通は、

 

世の中がこうだからだ!!

 

というようなことを思ったりお金が

 

足りないからだ!!とか会社に行くと

 

あの人がいるからだ!!とかあの人から

 

こんなことを言われた!!とかつまり、

 

自分以外の周りの人や環境のせいに

 

しがちなわけです。

 

確かに、それらは我々を苦しめる

 

きっかけではあるんですが、仏教では、

 

苦しみの原因は外側ではなく、

 

自分の内側にあると考え、煩悩が

 

苦しめていると考えます

 

例えば、会社で嫌な人がいるとします。

 

その人がいるために自分は苦しんでるとして、

 

まあ普通そういう風に考える人が多いかも

 

しれませんが、よくよく考えて見てください

 

もしその人のせいで苦しんでいるので

 

あれば全ての人がその人のために自分と

 

同じような苦しみを感じてないと

 

おかしいわけです。

 

でも、実際はその人と仲良くしてる人も

 

いるわけですよね。

 

つまり、その人が苦しみの大元なわけ

 

ではなく、きっかけであって自分の心が、

 

あの人嫌だなと思う自分の心が自分を

 

苦しめているということです。

 

お金のことに関していえば、

 

すごく貧乏で辛い、苦しい、お金が欲しい!!

 

と言って悩んだ場合でも、

 

確かにお金はないよりあったほうが

 

いいですし、なければ辛いことは

 

多いかもしれませんが、じゃあお金が

 

あったら苦しまないのか?

 

持ってる人でも苦しんでる人は多いですし、

 

ない人はない人でみんながみんな

 

苦しんでいるかと言ったら、

 

おそらくそんなことはないでしょう。

 

この場合も、お金そのものが悩みや

 

苦しみなわけではなく、欲する心が

 

苦しみの源ってわけですね

 

本当なら煩悩がない方が幸せなのですが、

 

じゃあ煩悩を簡単に無くせばいいかと

 

いうとそんな簡単に無くせるものでは

 

ないです。

 

ではどうするかと言ったら、

 

煩悩とはどんな心なのかを理解して、

 

煩悩との上手な付き合い方を考えることが

 

大事です

 

 

 

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