日蓮仏教の勉強 幸せに生きる為の方法を学ぶ

法華経を中心に仏教の勉強をしています















出世とはなんなのか、本当の意味を学びましょう

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本日のテーマは「出世」です

 

出世というのは、一般的に

 

よく使われる言葉ですね

 

元々は、この出世という言葉は、

 

「出世間」という言葉を略したもの

 

だそうです。

 

世間というのは、いわゆる世間話などで

 

使われる世間です。

 

出世の一般的な意味としては、

 

会社で上の役職に就くとか、

 

立場が上がるとか有名になって

 

知名度が上がるとかそういう時に

 

出世したという言い方をすると思います。

 

こうしてみると、出世というのは、

 

世間に出るという言い方もできるか

 

とおもいます。

 

世間で広く知られるようになる、

 

世の中で名前が知られるようになる、

 

例えば一代で大企業を築き上げるとか

 

一躍大スターになるとかそういう時には

 

やはり出世したなと言われると思います。

 

ただ、仏教では、もともと出世というのは

 

そういう意味では使っておらず、

 

この出世、出世間というのは先ほどの

 

「世に出る」ということで言えば

 

外に出るという意味の、世間を出る

 

ということになります。

 

 

仏教でいう世間というのは、人の集まりです。

 

人が集まって世の中というものは

 

できていますが、我々一人一人は

 

どんなものかというと、仏教では煩悩に

 

まみれているのが人間の姿であると

 

言われています。

 

欲とか怒りとか恨み妬みの心、

 

このようなことが代表的な煩悩です。

 

そういう人間が集まっているのが世間なので、

 

当然犯罪もトラブルも起こりますよね

 

仮に、その世間的な意味で出世した人、

 

立場や知名度が上がった人であっても

 

いろいろなトラブルに巻き込まれたり

 

遺産相続を巡っての争いに巻き込まれたり

 

権力闘争に巻き込まれたり腹が立って

 

喧嘩になってしまうとか有名になって

 

立場が上がると人から妬まれたり

 

嫌がらせを受けたりとかそういうことが

 

尽きないのが世間です。

 

苦しんだり悩んだり嘆いたりこういうのが

 

絶えないのが世間であり、

 

悩みの尽きない苦しみ迷いの世界という

 

意味です。

 

そんなところにずっといることが

 

本当の幸せということではなく、

 

そういう迷いや苦しみの世界を離れて

 

本当の安らかな幸せな世界へ出て

 

行きなさいと教え勧めているのが仏教です。

 

つまり、世間(苦しみ迷いの世界)を

 

離れて本当の幸せの世界へと至る道を

 

教えたのが仏教であり、そういう身に

 

仏教を聞いてなった人が本当の意味で

 

出世した人ということです。

 

出家というのは、煩悩が家であると

 

いうことから家を出る、煩悩から出る、

 

仏門に入るという意味で同じことです。

 

これによって本当の意味で苦しみ迷いの

 

世界を離れることができることが

 

出世したということになります。

 

仏門に入っても結局権力闘争に

 

明け暮れていたらそれは全く出世した

 

ということにはなりませんね

 

 

 

 

 

 

 

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