日蓮仏教の勉強 幸せに生きる為の方法を学ぶ

法華経を中心に仏教の勉強をしています















方便ってなんだっけ?

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今回のテーマは「方便」です

方便といえば、嘘も方便という言葉で

 

一般的には知られているかと思います。

 

仏教に、真如という言葉があります。

 

この世の真理

 

幸せの境地

 

悟りの境地

 

これらをまとめて真如というわけなんですが、

 

方便という言葉はこの真如と対に

 

なる言葉です。

 

対になるということは、真如はなくて

 

方便があるということはないですし、

 

真如があって方便はないということも

 

ありません

 

では、方便とはなんなのかということ

 

なのですが、もともとインドの言葉で、

 

ウパーヤという言葉で、近づけるという

 

意味があるんだそうです。

 

何に近づけるのかということなんですが、

 

それが真如ということになります。

 

つまり、本当の幸せの世界が真如で、

 

そこへ近づけるための導く手段が

 

方便ということになります。

 

方便のたとえで、お釈迦様はこんな話を

 

しています。

 

大きな川が流れていて、向こう岸の街へ

 

行きたいときに、船というものがあります。

 

この船が方便であり、仏の教えということ

 

になります。

 

お釈迦様はなんのために教えを

 

説いているのかというと、向こう岸へ

 

渡らせるため、本当の幸せへと人々を

 

導くために教えを説いたということですね。

 

向こう岸についてしまえば、船は

 

必要なくなります

 

つまり、本当の幸せの世界についてしまえば、

 

方便は不要ということになります。

 

どうせ後で捨ててしまうのであれば

 

最初からいらないんじゃない?

 

となるかといえば、船がないと

 

たどり着けないわけです。

 

つまり、相当大事なものであるということが

 

わかります。

 

導かれているときは、方便には

 

気がつかないのですが、真如へたどり

 

着いた時には方便に気がついて、

 

感謝や喜びへと変わります。

 

教育で考えると、子供の立場からすると

 

親は優しいときもあれば厳しいときも

 

あったりして反発などいろいろなことを

 

しながら大きくなるわけですが、

 

成長した時には今までのことを

 

振り返って親が教えてくれたから

 

こそ今の自分があるなと喜んだり

 

感謝できるようなものに似ていますね。

 

 

 

 

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