日蓮仏教の勉強 幸せに生きる為の方法を学ぶ

法華経を中心に仏教の勉強をしています















【お盆】の本当の意味、知ってますか?

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本日のテーマはお盆です

 

釈尊の弟子に、目連という人がいました。

 

釈尊の弟子は大勢いましたが、

 

その中でも特に優れていた10人を

 

10大弟子と言われていました。

 

その中にこの目連という弟子がいたわけです

 

目連が長い修行ののち、神通力が

 

使えるようになり亡くなってしまった

 

自分のお母さんが今どこで何をしている

 

のか得意の神通力でお母さんの様子を

 

見てみようとしました。

 

すると、残念なことに、お母さんが、

 

餓鬼界に落ちていたことがわかりました。

 

目連は釈尊に相談するとお前の力では

 

どうにもならないと言われました。

 

じゃあどうすればいいかというと

 

8月15日前後に尊い僧侶の集まりがあるので

 

美味しい食べ物とか暑い時期でもあるので

 

喉を潤せるような果物などを用意して

 

それらの僧侶に供養をしなさいということを

 

勧めました

 

それを聞いた目連は、わかりましたと

 

いうことで精一杯おもてなしをしました

 

そうすることで、餓鬼界にいたお母さんが

 

天上界に浮かび上がりそれを見た目連は

 

嬉しくて踊ったそうです

 

その踊りが盆踊り

 

こういうところからお盆というものが

 

きたといわれているそうです

 

一般的にお盆というのは亡き先祖の供養を

 

する日という認識なのですが元々は

 

そういう意味で行われていたものでは

 

ないんだそうです

 

釈尊が勧めたのは、布施、施すこと

 

与えることでした

 

仏説盂蘭盆経というお経があるそうなのです

 

が、盂蘭盆というのは、

 

倒縣(倒=ひっくり返る、

 

縣=引っかかっている)

 

つまりひっくり返って吊るされている様

 

のことです

 

悟りを開いたものから見ると、

 

衆生の我々は逆のことを考えている、

 

ひっくり返っている、ひっくり返った

 

思いを抱いているというように見えて

 

いるんだそうです

 

地獄絵図などでは、地獄に落ちる人々は

 

だいたいひっくり返って落ちていってるの

 

が描かれているかと思います。

 

真実から真逆のことを思ってる我々の

 

ことをあのような姿で描いているんだ

 

ということです

 

お盆の由来となっている木蓮の話の中で倒縣、

 

逆立ちしたことを考えているひっくり返った

 

ことを考えているとは一体どういうこと

 

なのかというと木蓮のお母さんの姿ですが、

 

餓鬼界に落ちる人というのはどういう人か

 

というと、自分の得しか考えない、

 

自己中心的な人です

 

つまり、人に与える、施すということを

 

全くしてこなかった、そういう人が

 

落ちる苦しみなわけです

 

満たすほど欲しくなるのが欲の心

 

限りある命で限りない欲を満たせるのか

 

実際は満たせるわけがないわけですね。

 

果てしないよくを満たそうとする人間の姿は

 

逆立ちした考えに見えるわけです

 

木蓮のお母さんは自分の欲を満たす

 

ことしか考えていなかったから餓鬼界に

 

落ちていたわけなのですが、

 

じゃあ欲を満たそうと生きていたのは

 

木蓮の母親だけだったのか?

 

自分が逆立ちした考えだと言われても

 

受け入れずらいが、そういう人がいて、

 

その人が逆立ちした考えだと言われれば、

 

受け入れやすいということもあり、

 

木蓮のお母さんを代表として戒め、

 

我々に施すことを勧めているというのが

 

盂蘭盆経ということです。

 

お盆というのは人に施す、与えることを

 

する時期ということで、意識して見るのも

 

いいのかなと思います。

 

 

 

 

 

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