日蓮仏教の勉強 幸せに生きる為の方法を学ぶ

法華経を中心に仏教の勉強をしています















2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日蓮仏法 九識【前5識】

今回のテーマは九識です。 その中でも最初の5識のお話を しようと思います。 まず、この九識の「識」は心のことを 指しています そのため、九識というのは九つの心と いう意味になります。 仏教では、心というのはとても大事な もので、我々体も確かに大事…

仏教と心理学は似てる?

もともとアドラー心理学を学んでいたので、 アドラー心理学と法華経がほぼ同じである ということがすごく気になっていましたが、 河合隼雄というユングの心理学の第一人者と 言われてすごく有名な人なんだそうです。 この人が、「仏教とは無意識界の先住者だ…

実は仏教用語だった「退屈」

// 今回のテーマは、退屈です。 もともと、仏教では退屈とは 本来使われる退屈の意味ではない んだそうです。 本来の退屈の意味は、厳しい修行に、 「退」退く「屈」屈するということで、 厳しい修行についていけず退き屈する ことをいうんだそうです これが…

日蓮仏法 開目抄

竜の口の法難と佐渡流罪というのが ありました。 日蓮大聖人が佐渡に流罪されたわけです。 10月の末に佐渡について、11月上旬に 塚原の三枚堂というところに入りました。 今でいう12月中旬くらいになるので、 相当寒い環境であったようです。 三枚堂というと…

日蓮仏法 変毒為薬

変毒為薬(へんどくいやく)という言葉があります。 文字通り、「毒を変じて薬と為す」 毒を取り除くのではなく、毒そのものの成分が変化して薬と 同じ働きとなってしまうというものです。 本当は、罪障消滅というのも罪障そのものを消滅する までもなくその…

法華経 第6章 授記品

釈尊の「3車火宅の譬え」、大声聞たちの「長者窮子の譬え」、 釈尊の「薬草の譬え」でのやり取りで、大声聞が理解したということで、 未来成仏予言、つまり、授記がなされます。 方便品、譬喩品では舎利弗(しゃりほつ)、 譬喩品、信解品、薬草喩品、授記品…

「いただきます」の本当の意味とは

本日のテーマは 「いただきます」 この言葉は、仏教思想から来ている 言葉だと言われています。 いただきますという言葉の本当の意味とは、 「命をいただきます」という意味になります。 キリスト教でも食べる前に祈りを捧げたり することがあるようなのです…

日蓮仏法 十界論 【仏界】

【仏界】 仏界とは仏が覚った最も尊い境涯となります。 宇宙全体が永遠に慈悲の活動を続けている ことを覚り、自分自身も その慈悲の活動により一体の存在で あることに気づく境涯とも言えます。 我々が自分たちの中にあるこの仏界に 目覚め、それを現し出す…

日蓮仏法 十界論 【菩薩界】

【菩薩界】 六道輪廻の現実世界の中で、 自分よりも他人を重んじ、人のために 行動していくのが菩薩界です 他人を振り返ることのない悪人で さえ妻子を慈愛するように、誰の生命 にも本来慈悲が備わっています。 人のために火を灯せば自分の前も 明るくなる…

日蓮仏法 十界論 【声聞界・縁覚界】

【声聞界・縁覚界】 声聞界と縁覚界は仏教の覚りを ひらく一部分を得た境涯となってます。 現実世界の無常、あらゆるものが 時間の推移とともに移り変わっていく という 真理を自覚し、また、六道の苦しみは この移り変わることにこだわることが 原因として…

日蓮仏法 十界論 【六道輪廻】

これら、6つの 【地獄界】 【餓鬼界】 【畜生界】 【修羅界】 【人 界】 【天 界】 は、我々日常生活の中で様々な形で 現れてきます。 例えば、一般的にも、通勤地獄という 言葉があります。 身動きができずにどうすることも できない苦痛が続き、 それ自体…

日蓮仏法 十界論 【天界】

【天界】 地上の人間の力を超える神々の 住む世界のことです。 仏法では、欲望を満たした時に 感じる喜びの境涯として 位置付けています。 日蓮仏法では「喜ぶは天」と言っています。 欲望といっても様々です。 睡眠欲や食欲などの本能的欲望、 社会で地位や…

日蓮仏法 十界論 【人界】

【人界】 穏やかで平静な生命境涯のことを言います。 日蓮仏法では「平かなるは人」と 言っています。 物事の善悪の基準を明確に持ち、 その基準に照らして 欲望に打ち勝つために理性の力で 自分をコントロールできる境涯です。 この人間らしい境涯も努力な…

日蓮仏法 十界論 【修羅界】

【修羅界】 修羅とはもともとは阿修羅といい、 争いを好む神のことです。 仏典には、自分が一番強いと、 おごり高ぶった阿修羅が、 帝釈天に攻められて、 池の蓮の下に逃げたとされています。 修羅界とは、常に他人に勝ろうとする 嫉妬の心を強く持って いま…

日蓮仏法 十界論 【畜生界】

【畜生界】 畜生とは本来、動物や獣のことを 指しています。 弱いものとみれば襲いかかり、 強いものを恐れ避ける という弱肉強食の世界を畜生界と言います。 日蓮仏法では、「愚かは畜生」と いっています。 目先の利害にとらわれてしまい正邪、 善悪の区別…

日蓮仏法 十界論 【餓鬼界】

【餓鬼界】 欲望が満たされず、苦しむ境涯です。 現代は、人間の欲望を掻き立てられる 情報が社会に氾濫し、 人々は欲望に支配されながら、 それが叶えられないことに 苦しみを感じています。 日蓮仏法では、「貪るは餓鬼」と 言われています。 貪り、すなわ…

日蓮仏法 十界論 【地獄界】

【地獄界】 一般的には地獄界といえば、 閻魔大王とか血の池地獄とか 針の山とかそういうのを イメージしやすいと思いますが、 そういう場所がどこかにあるわけではなく、 心の中の生命の 働きそのものであると仏法では説いています。 つまり、地獄界という…

日蓮仏法 十界論 【境涯革命】

仏法の基本中の基本と言えるのが この十界論 界というのは、境涯ということ 境は、さかいという字です。 涯は、はてという字です。 これは、人間の生命の広がり、 心の豊かさ、大きさ、 つまり、どのくらい広いかということを この字で表しています。 仏法と…

日蓮仏法  立正安国論

立正安国の立正とは、正法を立てる ということです。 汝早く信仰の寸心を改めて速やかに 実乗の1善に帰せよ、然(しか)れば 則(すなわ)ち、3界は皆仏国なり 仏国其れ衰えんや 十方は悉(ことごと)く宝土なり 宝土何ぞ壊(やぶ)れんや 信仰の寸心を改め…

法華経 第5章 薬草喩品

この章では、4章の話を聞いた お釈迦様が、「その通りです」 ということをたとえ話で 返した話となります。 迦葉よ、この三千大千世界に草や灌木、 薬草、樹木たちが生えている。 それらの全ては大きな雲によって 放出された雨水から能力に応じて 立場に応じ…

法華経 第4章 信解品

この信解品は譬喩品を聞いた声聞の弟子たちが、私たちはこのように理解しましたが 正しいでしょうか?ということを譬喩に例えて御釈迦様に説明している章となります。 信解というのはサンスクリット語でいうとアディムクティと言うそうです。 アディというの…

法華経 第3章 譬喩品

方便品では、ある意味、理屈っぽい説明で法を説いていました 誰もが平等で、成仏できるんだということを説いていた訳ですが、 これを聞いて理解できたのが、そこに何千人と弟子たちがいたのに、 智慧第一の舎利弗のみだったそうです。 舎利弗が、釈尊に、も…

法華経 第2章 方便品

方便というのは、サンスクリット語では、ウパーヤというそうです。 ウパというのは、近くにという意味で、アヤというのが行くことという意味に なります。 つまり、近くに行くということ この方便というのは、覚りに至るための最短距離、最善の方策という意…

法華経 第1章 序品

法華経は霊鷲山(りょうじゅせん)で釈尊が弟子たちに教えを説くところから 始まります。 最初に、弟子たち出家者の名前が書かれます。 その中には女性の出家者の名前も含まれています。 ここは参加者名簿のようなもので、ここに参加していた弟子たちの名前…

法華経までの仏教の流れについて復習

仏教はお釈迦様、釈尊が解いたもので、紀元前5世紀から4世紀頃と言われているそうです。 その時の仏教を原始仏教、または初期仏教と呼んでいるようです。 そこから、釈尊が亡くなり、仏教は20ほどの部派へ分裂していき、部派仏教の時代へ突入していきま…

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